【介護士向け!】利用者家族との関わり方とは
介護士が抱える悩みの1つに、利用者家族との関わり方があります。利用者本人の状態がさまざまであるのと同様に、利用者家族が置かれている状況や考え方も多岐に渡ります。その中で、安心して介護を任せてもらえるようにしなければなりません。家族対応の基本やコツなどを紹介しているので、悩んでいる介護士は参考にしてください。
2025.05.29
頂き物の対応は?
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そもそも「家族対応」とは?
介護士は利用者だけでなく、その家族に対しても丁寧に接しなければなりません。家族対応を疎かにすると、信頼関係が崩れて適切な介護が提供できなくなります。利用者家族とも積極的にコミュニケーションを取り、情報を共有することでトラブルを未然に防げます。利用者家族とのコミュニケーションでは、相手のニーズや気持ちを汲み取る姿勢が求められます。信頼関係はすぐに築けるものではないので、焦らず真摯にコミュニケーションを取っていきましょう。
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家族対応のポイント
家族対応の際は身だしなみや挨拶、表情などの基本マナーを意識しましょう。利用者家族が話しやすい雰囲気を作ることも大切です。相手の気持ちに寄り添って丁寧に話を聞く時間を作ってください。また、言葉遣いも重要です。専門用語を使うのは避けましょう。特に注意が必要なのは、看取り期の家族対応です。利用者家族の不安を取り除き、できる限り希望に近い形で看取りのタイミングを迎えられるようにしてください。また、頂き物の対応についても知っておきましょう。
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クレーム対応について
介護現場はクレームが発生しやすい傾向にあります。入浴や転倒など、クレームになりやすい場面をあらかじめ理解した上で日々の業務に取り組んでください。介護職は奉仕の精神が求められます。そのため、クレームを受けると自分のせいだと思ってしまいがちです。しかし、実際には理不尽なクレームであることも少なくありません。クレームの内容を冷静に見極めて、適切に対応してください。クレームが多く自分の力ではどうしようもないのであれば、転職するのもいいでしょう。